おかげさまで、創立70周年。

一般社団法人 愛知広告協会

2014年5月開催終了 第62回全広連名古屋大会

第3回(平成27年度)
愛広協実践広告ワークショップ 実施報告


テーマ

「広告を仕事にする」

広告業界を目指す愛知県下の大学生・専門学校生を対象に、第一線で活躍する3名の講師による実習を交えた2日間の

広告現場を学ぶ実践的な広告ワークショップの第3回(平成27年度)を開催しました。

講座内では、課題テーマを提示し、実際にプレゼンテーションを行うコンペティションを行うなど、広告業界の"今"を知る広告ワークショップを実施しました。

 

平成28年1月9日(土)、2月6日(土)、10校40名の学生が集まり、愛広協実践広告ワークショップが開催されました。ワークショップの第1講座で課題が提示され、第2講座で全員がプレゼンテーションを行ってもらうコンペティションを実施しました。

成績優秀者には「AICHI AD AWARDS 2016 学生広告賞」が贈賞されます。

第2講座出席の学生の方36名のプレゼンテーションは、それぞれに素晴らしい提案でした。

3名の講師の方に審査をして頂き、6名の方が受賞しました。

開催概要

名称

第3回(平成27年度)

愛広協実践広告ワークショップ―広告を仕事にする

主催

一般社団法人 愛知広告協会、公益社団法人 全日本広告連盟

協力

株式会社 新東通信

目的

広告業界を目指す人材の育成を目的とし学生を対象とした広告ワークショップ、講座内では実践的なテーマを提示しコンペティションを実施する、広告業界の“今”を学ぶ講座の開設。

開催場所

株式会社 新東通信 名古屋本社

講座日程

第1講座[1月9日(土) 9:50~17:30]

広告主1名、クリエーター2名の3名の講師から広告業界の現在の環境をレクチャー、3名の講師と学生とのディスカッションと課題テーマのオリエンテーション

 

第2講座[2月6日(土) 9:50~17:30]

学生プレゼンテーション、講評

第1講座[1月9日(土)]

第2講座[2月6日(土)]


講師及びプロフィール  (敬称略)

三輪 隆彦  みわ たかひこ

株式会社エフティ資生堂

宣伝デザイン室 クリエイティブグループリーダー

 

1961年兵庫県生まれ。1987年より資生堂商品開発部(当時の主なローンチブランドはスーパーマイルドシャンプ

ー)。2002年以降ブランドマネージャーとして、パーフェクトホイップ、ウーノ、アネッサ、ツバキ、シーブリーズなどを開発、推進。2008年より、宣伝部にて国際の宣伝制作を担当した後、2015年に国内に戻り現職に。

資生堂経歴を通じ、一貫して新しい価値創造の仕事に従事している。

須田 和博 すだ かずひろ

株式会社博報堂 

iディレクション局 シニアクリエイティブディレクター

 

1967年新潟県生まれ。1990年博報堂入社。アートディレクター、CMプランナーを経て、2005年よりインタラクティブ領域へ。2014年スダラボ発足。同ラボ第1弾「ライスコード」で、アドフェスト・グランプリ、カンヌ・ゴールドなど、国内外で60以上の広告賞を受賞。2015年スダラボ第2弾「トーカブル・ベジタブル」、第3弾「パニックーポン」も、アドフェスト、スパイクス・アジア、アドスターズ、ONE SHOWなど多数受賞。2015年大塚製薬ポカリスエット「インハイ.TV」で、ACCインタラクティブ部門ゴールド受賞。著書「使ってもらえる広告」アスキー新書。

𡈽橋 通仁  どばし みちひと

株式会社電通中部支社

アートディレクター/クリエーティブディレクター

 

1973年愛知県生まれ。名古屋のデザインプロダクションに10年在籍し、フリーランスを経て、2008年電通中部支社入社。世界三大広告賞カンヌ・ONE SHOW・クリオをグランプリと金賞で受賞。アドフェスト・グランプリ、スパイクス・グランプリ、グッドデザイン賞、日本おもちゃ大賞等 国内外での受賞多数。

カンヌライオンズ、アドフェスト等の審査員を歴任。

受講生

公開応募による、愛知県下の大学生、専門学校生10校40名

第1講座:40名

第2講座:36名

AICHI AD AWARDS 2016 学生広告賞 ‐ 受講生全員による課題解決コンペティション

課題テーマ

シーブリーズのコミュニケーション

 

  • 課題の解決方法、成果物の様式、発表方法は自由。
  • プレゼンテーション時間:1人/7分
  • 審査員:講師 3名
  • グランプリ  1名
    準グランプリ 2名
    特別賞    3名

A) グランプリ

真弓 渚  金城学院大学 

真弓渚_プレゼンテーション.pdf
PDFファイル 2.0 MB

B) 準グランプリ

近藤茉結  金城学院大学 

舟橋璃咲  広告デザイン専門学校 

近藤茉結_プレゼンテーション.pdf
PDFファイル 1.7 MB
舟橋璃咲_プレゼンテーション.pdf
PDFファイル 3.3 MB

C) 特別賞

川村美貴  名古屋造形大 

友永美希  日本デザイナー芸術学院 

内木崇博  広告デザイン専門学校 

川村美貴_プレゼンテーション.pdf
PDFファイル 770.0 KB
友永美希_プレゼンテーション.pdf
PDFファイル 326.5 KB
内木崇博_プレゼンテーション.pdf
PDFファイル 2.1 MB

審査員講評

三輪 隆彦(株式会社エフティ資生堂 宣伝デザイン室 クリエイティブグループリーダー)

(参加された学生の皆さんへ)

皆さま、2月6日のプレゼンテーション本当に有難うございました。

学生の皆さんが実際の仕事の現場を体感し、将来身を置くであろう広告の仕事のリアリティをつかむ…これが今回のテーマの1つであるとお聞きしておりましたので、オリエンテーションでは、ある程度現実に近いブリーフィングを出させていただきました。つまり、企画に対し、シーブリーズが抱えるマーケティング課題に応じた「制約」をかけてしまった、というわけです。

しかし実際のプレゼンはというと、予想をはるかに上回るすばらしいものであり、キラ星のごとくアイデアがつまった内容になっていました。

通常、ブランドの事情やマーケティングの方向のようなものが提示されてしまうと、総じて大きくジャンプはできないものですが、それを独自の発想で突破しようとする、心意気を感じる案も多く見受けられました。

大変有難く思います。とても有意義な時間を過ごさせていただきました。

 

実際の場面では、クライアントから出されるマーケティングの条件が発想を限定させることはおろか、条件そのものが適切ではなかったということもあります。そんな場合でもクリエイティブのアウトプットには成果が求められるものです。

「マーケティングと一体となりながらも更にジャンプする(嬉しい裏切りをする)クリエイティブを」、そう最初に申し上げた意味をすこしでも体感していただけたなら幸いです。

 

私と参加された方々との間には、1つの共通点があると感じました。

それは「人が考えないことを考えたい」「世の中にないアイデアを見つけたい」そう強く願う気持ちだったと思います。

私は商品開発からスタートし、広告制作の分野にたどり着きました。結果が伴わないこともたくさんありましたが、とにかく新しいことを考え続けてきました。

今回出会ったすべての皆さんが、自身の発想力を信じ、常に考え発想し続ける人生を歩まれることを心より応援したいと思います。

 

話しは飛びますが、私は未知の世界への刺激を求めて、宇宙のことによく想いをはせます。宇宙の果てのその外側は何か。宇宙の始まりの前は何だったか。銀河には1000億個もの太陽と同じ恒星があるというが、そんな銀河が宇宙に7兆個以上あるってどういうスケールか。

そんなことを考え始めると思考が停止します。そして、人間なんて宇宙の前にはあまりにも小さく、太刀打ちしようもない存在だなぁと、縮んでしまいます。

しかし、こんなとてつもなく強大な宇宙、自然を前にして、人にも誇れる力があると思っています。

それは「考える」という力、「思う、感じる」という力です。自然に影響されることのない自身の中にある力、しかも誰にでも持てる力です。

そしてその考える力は、それを起点に人々の生活や文化、ひいては人生にさえ影響を与えることがあるのです。

これから皆さんが進もうとする「発想し続ける仕事」に、是非誇りと勇気を持ってください。

名古屋からアイデアで宇宙を変えろとは言いませんが、小宇宙、人々の脳の中にある宇宙に変革をもたらして下さい。

須田 和博(株式会社博報堂  iディレクション局シニアクリエイティブディレクター)

ワークショップに参加された皆さま。まずは、36社競合おつかれさまでした。愛知広告協会「広告を仕事にする」ワークショップも今回で3年目となりました。過去3回、参加させていただいて実感するのは、年々、プレゼンテーションのレベルが上がって来ているということです。皆さんのプレゼンは、とてもしっかりしたものでした。それは、東京の広告会社のインターン生などと比較しても誇っていいレベルのものです。考え方、説明の仕方が、とてもしっかりしています。

 

一方で、弊害も顕著になってきました。当日の講評でも指摘しましたが「フォーマット」の蔓延です。皆さま自身、他35社のプレゼンを見て一番痛感したことと思います。須田も、かぶりつきの審査員席で「なぜこうも同じなんだろう?」と思いながら見ていました。通常の仕事では、さすがに「36社競合」というコンペはなかなかありません。ただし、アワードへの応募や、ヤングカンヌなどへの参戦は、500社競合や1000社競合みたいなものです。他者と「違える」ことが本道ではないですが、やはりコンペなので「かぶったら負け」ルールは、適用されると思った方が賢明です。

 

これは、毎回言われることですが「アイデアは思いつくより選ぶ方が難しい」です。今回、皆さんの中でも「あ、あの案、自分も思いついてたのに!あっちの方が褒められてる、悔しい!」と、思う局面が多々あったかと思います。この「悔しさ」や「あ、かぶった(汗)」こそが、最大の勉強です。ほぼ、それに尽きます。もし「毎週」こういったコンペに参加しつづけ、「毎週」こういったプレゼンの場に立ちつづけたら、1年後にはおそろしく実力が上がっていると思います。どんな座学をするよりも、実戦に出て、身をもって負けを知ったり、「スベる・ウケる」の板場にさらされつづけることが、広告では「実学」になります。

 

では、36社競合をどう戦うか?皆さん自身、やってみて、また他の子のプレゼンを見て気づいたと思いますが、前提とする「戦略」にオリジナリティがあると、かなり「有利」です。今回、ここの良く出来たプレゼンは本当に多かったと思います。ただし、「だからこそ」ですが、「そこどまり」ではコンペでは勝てません。「前提」のコンペではなく、「広告立案」のコンペですから。「着眼のよいマーケティング戦略」と「トバシの効いた表現戦略」の両方がないと、勝てません。今回は、前段が「もりもり」で、後段が「スカスカ」な人がとても多かったです。6分の持ち時間の8割方を戦略説明に使っている人がほとんどでした。「フォーマット化の弊害」と合わせて、あまりにもそういう人が多かったので、なにか「そういう教育」を受けているのかな?と、思ったほどです。

 

「前提のオリジナリティ」で優位に立っても、それだけでは勝てません。優位な前提に立った上で、「ほぅ!」とヒザを打つような表現を提示して、初めて勝利する「かも」というところに立てる。とはいえ、実際、この両方が「ひとりで」出来る人は少ないです。というか、プロのレベルを求めるとしたら、「ひとり両立者」は、ほぼいないでしょう。なので、落ち込む必要はありません。「勝つは偶然、負けるは必然」と、よく言いますが、勝つのは「運」の巡り合わせ。逆に、負けるのには必ず「理由」があります。今回も、負けた皆さんには「負けた理由」があります。受賞作と自分のプレゼンとを見比べて、大いに学んでください。しかし、十分に準備さえしていれば、負けは「ただの負け」にはならず、「経験」になります。繰り返しになりますが、実戦に立ちつづけ、経験を振り返りつづける。これ以上の学びはありません。若い皆さまなのですから、臆せずチャレンジしつづけてください。

 

その際に、気をつけるべきことは、ただひとつ。「これがヒットします」というのでなく、そのヒットするだろう「ナカミ」を作って見せること。どんなやり方でも、かまいません。コピーでも、グラフィックでも、WEBやリアル施策でも、そのどれでもなくても。なんでもいい。要は、みんなが話題にしてくれそうな「ネタ」になるものを作ること。「これがtwitterでバズります」と、言うのは簡単です。それでは実際には、バズりません。「何」がバズるのか?そのナカミを考えるのが、広告プランナーの仕事です。オリジナリティの高い「戦略」を見つけ、その着眼点をもとに、バズりそうな「ナカミ」を作って、審査員に見せる。それが、広告立案のコンペです。「アプリです」「twitterです」というのは、「TVCMを作ります」「ポスターを作ります」と言ってるのと同じ。その戦略をもとに、その媒体で「何」をやるのか?どういうモノなのかを作って見せることこそが大事です。

 

これからの、皆さんが生きていく時代の「広告」には、定まった「フォーマット」はなくなっていくでしょう。定型のCMとか「駅貼り」とか「車額」など既存の媒体を使いながらも、どう「使い変える」か?メディア特性を理解しきった上で、使い道を変えていく発想が必要だと思います。また、次々と登場する新技術をもちいて、どう「新しい媒体」を発明しつづけるか?そういう考え方の時代になっていくと思います。だからこそ、冒頭でも述べた、皆さんのプレゼンの「フォーマット」が似すぎていることが気になりました。メディア特性であれ、プレゼンのやり方であれ、既存のフォーマットを学ぶのは良いことです。必須だと思います。ただし、それを「正しく複製」しているだけでは、ダメ。いいフォーマットを手に入れたら、どうそれを「使い変える」か?

 

「広告は、コンテンツである」と、プレゼンの壇上で言った方がいました。今の時代、まったく、その通りだと思います。ただ、その言葉の意味が本当にわかっているでしょうか?「コンテンツ」つまり、ヒトにいいたくなる「ネタ」でありながら、それが「広告になっている」ということ。これは、広告媒体の中で、普通に広告を作るより、はるかに難しいことです。広告として機能する基本のフォーマットを学んだ上で、日常感覚をもとに、そこから逸脱しつづける。学びと実戦。基本と逸脱。

 

皆さん自身の「リアル」を敏感に感じながら、広告業界であれ、それ以外であれ、今回、学んだ「広告的思考」をうまく活かして、これからの時代を元気に生きていってください。ありがとうございました。

𡈽橋 通仁(株式会社電通中部支社 アートディレクター/クリエ-ティブディレクター)

資生堂の三輪さんから、本番さながらのオリエンが発表されました。与えられた約1ヶ月という期間で、シーブリーズの課題を解決するためのアイデアを考える。それから自分で色々調べ、情報を集める。プレゼンの準備をしながら、本当にこの案で良いのか何度も不安になりながらとりくみ、いよいよプレゼンテーション当日を迎える。我々プロも、今回の皆さんと同じような経験を毎日のようにしています。そもそもこんなにたくさんの人たちの前でプレゼンテーションをする経験なんてないですよね?いやな汗をかくし、口が乾く。あきらかに自分が緊張しているのがわかる。プレゼンがはじまり、他の人たちのアイデアを熱心に聴き、自分のアイデアや発表方法と比較してしまう。アイデアがかぶって焦ることもあれば、プレゼンがうまくできなくて、くやしい思いもする。でも、一番ショックなことは、同じ課題を与えられたにもかかわらず、自分が気付けなかった切り口のアイデアが出てくること。個性的な視点で課題をとらえ、問題を解決しようとしているアイデアを前に「やられた!」って思うこと。さらに、各々のプレゼンが終わるごとに、クライアントの三輪さん、須田さん、そして私を含めた3人のプロの講師からのアドバイスが入り、時には厳しい意見も入る。加えて、今回このワークショップを運営してくださった祖父江理事や、大蔵理事をはじめとする、広告業会の荒波をのりこえてきたプロの方達の意見もとびかう。講師として参加させていただいた私でさえ「なるほど、そういう考え方があるのか!」と、気付かされることが多かったです。本当にアカデミックで濃密な2日間。友達と遊ぶ時間や、アルバイトであるはずの時間を返上し、学生時代にこういった経験ができたことは、まちがいなく今後の財産になっていくと信じています。今回参加してくれた学生の皆さんが、色々情報を集め、調べて、アイデアを考えていたことはとても伝わってきました。だからこそ、少し残念だったことが2つあります。1つ目は、考えたアイデアを周囲の人たちに見せてどのような反応がおこるかを検証しているものが少なかったこと。周囲の人たちに意見を求め、そのアイデアがどのように世の中から見られるのか?そこを検証するのが、一番大切なことです。周囲に自分のアイデアを聴くってかなり恥ずかしいものがありますが、勇気を出して周りに聞きまくってほしいと思います。2つ目は、昨年・一昨年の受賞作をきちんとインターネットで調べ、傾向と対策を練ってきたなあと感じられるプレゼンがありました。それ自体は、とても良いことです。実際、それによって。レベルがあがっている案が多かったように感じました。しかし、調べることや参考にすることに軸をおきすぎると、そのイメージやトーンにしばられてしまうこともある。今回はコンペ形式。たくさんのアイデアが発表される中で目立つためには、オリジナリティーが求められます。相当ふりぬいたアイデアでなければ、審査員の記憶には残りません。モノを作り出す人間には必ずオリジナリティーが求められます。資生堂の三輪さんが1日目のオリエンの際、「この仕事は、人のマインドをつくること。たとえ小さな仕事でも人の心の気持ちが変わる。それは同時にいう自分の存在意義をつくるという仕事。とてもやりがいがあり、その積み重ねの結果が文化さえもつくる」とおっしゃっていました。しんどいですが、やりがいのある仕事です。その中でいかに自分のオリジナリティーを大切にするか。どうやって自分が、その課題と向かい合うのか?人のマインドを動かすには、私たち自身が、個性を発揮してアイデアというものに取り組まなければならないと思うのです。自戒の念も込めて・・・。最後になりますが、今広告に限らず、地域で活躍するクリエイターが増えてきています。三輪さんが例えていたように、東京をニューヨークとするなら、名古屋がポートランドの街みたいになるといいですね、と。オリジナルな文化を発信するような街になれればクリエイターが輝けるようになる素敵な話だと思い、個人的にはわくわくしながら聴いていました。今この街は2027年のリニア開通に向けてさまざまな動きが出ています。今回参加してくれた、学生さんが広告業界に入ったら、リニアが開通する頃には、きっと第一線で活躍している人もいるでしょう。そんなおもしろさを持っているこの街で仕事をし、この地域から色々なクリエイティブを発信していくことも、今後の選択肢のひとつとして見据えていただければ嬉しいかぎりです。ぜひ、仲間として同じ業界でご一緒できることを楽しみにしております!

過去の実施報告