※AAA2015優秀広告作品展は開催終了いたしました。

愛知広告協会は、県下の広告クリエーターのレベルアップと連携、また、有能なクリエーターの育成を目的に「愛知広告協会賞」を過去39回開催してまいりました。40回目を迎える今年の開催を期に、内容を刷新した新しい広告賞をスタートさせました。新しい広告賞の名称は「AICHI AD AWARDS 2015（AAA2015）」。

AAA2015は、愛知県内において2014年1月1日～2015年3月31日の期間内に優れた作品を制作し、顕著な広告活動を行った個人を顕彰する「クリエーターによるクリエーターのための広告賞」で、県下の有能な広告クリエーターの育成を目的としています。
AAA2015優秀広告作品展は、豊かな発想と新鮮な感覚に満ち、確かな信頼性と訴求力を持つ優れた作品をご紹介します。

審査会場　国際デザインセンター　デザインギャラリー、セミナールーム
審査日時　2015年6月12日（金）9：30～17：30

CATEGORY　カテゴリー

C M  電波　テレビCM、ラジオCM　※シネアドも含みます。

GRAPHIC  グラフィック　新聞広告、雑誌広告、ポスター
　　　　　　 ※ポスターとは、商業広告、公共広告、文化事業（演劇、展覧会などの告知、ポスター展用に制作した

                      ものなど）で、公に発表した作品です。

DIGITAL  デジタル　Web、ムービーなど

DESIGN　デザイン　CI、ロゴマーク、カレンダー、エディトリアルなど

PROMOTION／OOH　プロモーション／OOH　キャンペーン、屋外広告全般など

AWARD　賞

GRAND PRIX  グランプリ　各カテゴリー「ゴールド」受賞作品の中で最も優秀と認められた作品1点
 
GOLD  ゴールド　各カテゴリーの中で最も優秀な作品1点　　        　

  
SILVER  シルバー　各カテゴリーより1点
 
BRONZE  ブロンズ　各カテゴリーより1点

SPECIAL AWARD  特別賞　COPY(CM)、COPY(GRAPHIC)、DESIGN、HUMOR、NEW CREATOR

　　　　　　　　　　　  　　　 ※審査の過程で特にふさわしいと認められた場合、特別賞を贈賞します。
  
FINALIST  ファイナリスト　　各カテゴリーの優秀と認められた作品

 ※各カテゴリーのゴールド、シルバー、ブロンズはファイナリストの中から選出されます。
  
 
学生広告賞　第2回（平成26年度）愛広協実践広告ワークショップの成績優秀者
                  （グランプリ 1名、準グランプリ 2名、特別賞 4名）

審査員プロフィール　（敬称略、五十音順）

中島信也 ／ 審査員長

賞の、画期的な変革を敢行されるという年に審査員を、とのご依頼がありました。これはえらいことです。地域のクリエーティブ賞ゆうのはいろんな考え方ができて「地域の事情が分かってへん人間になにがわかるねん！」とも言えるし、「地域の事情が分かってへんから逆にええんやん！」とも言える。今年協会は思い切って後者の選択をされました。この大決断のもとで執り行われる審査はほんまにおっきなプレッシャーでした。このプレッシャーに打ち勝つためには「絶対に自分に納得のいく投票」しかあれへんな、と思いました。全国レベルのクリエーティブ賞で勝ち抜くのは往々にしてスケールのおっきい作品やったり、金をめちゃめちゃかけたもんやったりします。ここでももちろん予算をかけて取り組まれた仕事も見受けられましたがけど、金とちゃう！中身！とずっと言い聞かせて、大きな責任感を胸にじっくりと選考させていただきました。その結果の評価、これは審査員の間でも簡単には一致はしません。しかし「金・銀・銅」をワンセットで見ていただくと、この３件は間違いなく審査員の一致するベスト３です。「金はこれとちゃうやろ」という意見の相違はありましたし、カテゴリーによって応募数の多寡や質の違いは若干あるにせよ、グランプリを含めた各カテゴリーの「金・銀・銅」のセットたちが愛知のクリエイティブの今、を象徴するリストなんやということは審査員団の総意として確信をもって言えます。味仙本店に始まり、ひつまぶしで終えさせていただいた二日間、楽しかったです！出品者の皆様、関係者の皆様、ほんまにありがとうございました！

今年から名称を変え、新たにスタートする第１回目の審査員に選んで頂き、大変光栄に思います。いつもはグラフィックデザイナーばかりで審査しているのですが、CMプランナーやコピーライターという違った職種のクリエイターとご一緒させて頂き、いつもとは違った緊張感がありました。案の定、審査の進め方は刺激的でした。納得しない事はとことん話し合い、自分の主張をはっきりと言う審査の仕方に、「ちょっといいかも？」と思う自分がいました。今までもデザイン性はもちろん、メッセージ性なども重視して選んできましたが、「良くない物は良くない」という言い方は避けてきた気がします。そこで決まったグランプリが「ハトに困ったら雨宮」でした。審査員がデザイナーだけだったら決まらなかったと思える、企画ボード１枚の作品がグランプリになり、「これでいいのか？」と思う反面「これでいいんだ！」と思える自分がおり、新たな審査基準が芽生えた時でした。そして「AICHI AD AWARDS」が、これから面白くなるかも？と思えた瞬間でした。

審査員どうしで遠慮なく議論をたたかわせることができた、本当に気持ちのいい審査会でした。事務局のみなさま、ありがとうございます。「鳩」のグランプリについては異論もあるでしょうが、ぼくは文句無しだと感じています。こうした業種のプロモーションは、品位やらクオリティやらの前に、とにかく「鳩＝雨宮」の強力な刷りこみが全て。ネット上では「狂ってる」との評判もあったようですが（笑）、広告戦略上は至極まっとうな「成功キャンペーン」ではないでしょうか。お見事です。

39年続けてきた広告賞のスタイルをガラッと変えてしまった愛知広告協会の事務局の皆さんの姿勢に驚かされました。公開審査であろうが、なかろうが、自分の信念に基づいて発言をしていく審査員の皆さんのブレなさに驚かされました。仕事の合間をぬって公開審査に参加し、審査員の方達の厳しい意見を真摯に受け止めていたクリエイターの皆さんの実直さに驚かされました。そして、グランプリを受賞した雨宮さんの振り切った表現に驚かされました。新しい広告賞に生まれ変わったAAAの審査会場は、そんな新しい驚きに満ちあふれていました。ぜひ、来年も公開審査のライブ感を楽しみに行きたいと思います！

各カテゴリーごとに必ず金銀銅を選ぶ、という方式で選んでいるので、金賞だけを並べてみた場合、若干違和感があるかも。テレビ/ラジオが圧倒的に競争率が高く、シルバーですら他のゴールド並の価値があります。デザイン、グラフィックがそれに続き、デジタルとプロモーションは競争率が低いのでかなり得している印象。完全に「穴場」です。もっと応募を。

旅の途中でぶらり愛知県に立ち寄った、通りすがりの旅人のような気分で審査しました。そんな通りすがり気分で審査すると、頭で考えるとすぐれている、とか、よく見ると完成度の高さに気づく、とかいったものより、見た瞬間強くひきつけられ、考える間もなく何かが伝わってくるもの、に票をいれたくなります。今回、ゴールド以上に選ばれたものはすべて、そんな瞬発力をもった作品だったような気がします。大事なリニューアル第一回のAAA、そんな通りすがり気分で審査したのか、と怒られそうですが、広告に接する人もみんな通りすがりの人々なので。激論につぐ激論で、とてもおもしろい審査だったので、呼ばれることがあったら、ぜひまた、通りすがりたいと思います。

GRAND PRIX　[PROMOTION ／ OOH　GOLD]

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